ハジマリノオト 【歌詞と解説】

ハジマリノオト　【原曲：ハジメテノオト】


始まりの音は　なんでしたか？
あなたの　始まりの音は
僕にとっては　あなたの声
すべてが　動き出して

始まりの言葉は　なんでしたか？
あなたの　始まりの言葉
僕が持てる言葉は　すべて
あなたの歌をうたうために

やがて日が過ぎ　年が過ぎ
世界が　色あせても
あなたが笑ってくれるのなら
いつでも　僕はうたうから

光る海も　薫る若葉も
夕日の色も　花のゆくえも
僕は知らない　だけど歌を
歌をうたう　僕だけの色で

なにかあなたに　届けたくて
何度でも　何度だって
まだ真っ白な　キャンバスの上
ハジマリノオトになる

始まりの音は　ありましたか？
あなたの　始まりの音は
新しいものや　人に触れて
かわるもの　かわらぬこと

始まりの言葉は　ありましたか？
あなたの　始まりの言葉
あなたがくれた言葉は全部
僕の宝箱の中

やがて日が過ぎ　年が過ぎ
古い荷物も　ふえて
たまにひとつひとつ
取り出してながめて
語り合えたらいいね

時の流れも　傷の痛みも
愛の深さも　あなたの声も
僕は知って　それでもまた
歌を歌うよ　だからきいて

もしもあなたが　望むのなら
何度でも　何度だって
色づいてく　キャンバスの上
ハジマリノオトとして

海の青さを　木々の緑を
赤い夕日 鮮やかな果実を
いつか知っても　それは新しい
ハジマリノオトだから

始まりの音に　なれましたか？
あなたの　始まりの音に

世界のどこでも　僕はうたう
あなたとの　ハジマリノオトを



解説はつづきからどうぞー。長いですとても。

まぁタイトルだけで一発ですが、ハジメテノオトの替え歌ですね。


初音＝初めての音　始音＝始まりの音

というわけでハジマリノオトです。
この思い付きからこの動画が始まったのです。

ハジメテノオトでは初音さんはパソコンから出れないキャラでしたが
兄さんがパソコンから出れないなんてそんなことないもんっと出してしまいましたｗｗ

初音さんのほうはタイトルもそうですが、
初めてのときからずっと変わらない音、というテーマだと思うのですが
兄さんはいろいろ激動の人生（笑）であり
それぞれの動画で全く表情がかわるのでむしろ
どんどん新しく変わっていき、それぞれの瞬間始まっていく音
という感じにしたいなと思って作りました。

半分くらいあとづけですがｗｗｗｗ
では歌詞を細かく…


　始まりの音は　なんでしたか？
　あなたの　始まりの音は
　僕にとっては　あなたの声
　すべてが　動き出して


動画ではお兄さんがインストールされたときを描いてみました。
マスターに声をかけられたときから彼のすべてが始まった、ということで
KAITOさんにとっては始まりの音＝マスターの声だったのですね。


始まりの言葉は　なんでしたか？
あなたの　始まりの言葉


今度はマスターがKAITOをお迎えするきっかけになった場面です。
兄さんの動画を見てほれた場面です。
私の場合は………なんだったろうｗｗｗｗ


僕が持てる言葉は　すべて
あなたの歌をうたうために


楽譜を抱いてるKAITO。「始まりの言葉は～」のとこと
同じポーズしてるのですが気付いたでしょうかｗｗｗｗ
ボカロ的な感じかなーと思ってこんな歌詞です。


やがて日が過ぎ　年が過ぎ
世界が　色あせても
あなたが笑ってくれるのなら
いつでも　僕はうたうから


これも動画そのままな感じですが…
影は他のボカロさんたちですね。一応発売順ぽくなってるはず…
兄さんは当初売れなくて置いてかれ気味だったのを意識して。
みんな進んでくのに僕だけ…みたいな感じです。

でもどんな状況でもマスターが喜んでくれるなら…！という感じです。


光る海も　薫る若葉も
夕日の色も　花のゆくえも
僕は知らない　だけど歌を
歌をうたう　僕だけの色で


カラーに気をつかった歌詞にしてみました。後半につながってます。
この動画のもう一つのテーマは「色」ですので。
なんでかといえば私が絵師なのでそういう要素を持たせてみました。

海…海の写真集を見ています。海には行ったことないのです。
若葉…秋の終わりか冬の木。新緑を見たことないのです
夕日…お家にて。ビルでさえぎられて夕日が見えない…！
花のゆくえ…花は何のために咲くの？

知らなくても歌う。僕は僕の色で。それもまた僕の音。
受け口が広いお兄さんですので知らないという事実も受け止める感じで。


なにかあなたに　届けたくて
何度でも　何度だって
まだ真っ白な　キャンバスの上
ハジマリノオトになる


原曲は「届くのなら」ですが、なんかパソコンから出れてなさそうなので
KAITOさんの意志というのをにおわせる感じに歌詞変。
キャンバスが出てくるのは前述の「色」がテーマで私が絵師だから。
真っ白なキャンバスのようにまだ何もないけど、ここから新しく音が始まっていく。


始まりの音は　ありましたか？
あなたの　始まりの音は
新しいものや　人に触れて
かわるもの　かわらぬこと


またマスターKAITO氏にほれた瞬間。どっちかというと回想的意味合い。
今までDTMなんてやらなかったので色々音楽とか勉強して変わってくマスターと
変わらないものとして兄さん自身…という感じで描きました。


始まりの言葉は　ありましたか？
あなたの　始まりの言葉
あなたがくれた言葉は全部
僕の宝箱の中


うっかり威勢のいいことを言ってしまってそこから始まるなんてことも。
マスターも変わるとこもあるけどなんだかんだ変わらないなぁって思ってくれたらよし。
KAITOの宝箱は実はオルゴールだったりします。
いつでも聴きたいときに歌ってくれる、オルゴールと通じると思うのです。
箱に言葉を入れておくというのもオルゴールを意識してます。


やがて日が過ぎ　年が過ぎ
古い荷物も　ふえて
たまにひとつひとつ
取り出してながめて
語り合えたらいいね


初音さんは「私にあずけてね」と歌ってますが
KAITOさんにはどちらかというと共有する方向で歌ってもらいました。


時の流れも　傷の痛みも
愛の深さも　あなたの声も
僕は知って　それでもまた
歌を歌うよ　だからきいて


1番は知らないことだったのですが、2番は知ったことです。
新しいことを知ってもまた歌う。それも僕の音。

時…雨にぬれてた捨て猫が成長し家でぬくぬく寝ている。
傷…大事な人が泣いているのに何もできない自分…
愛…手作りマフラー。名前の刺繍…手に絆創膏！

もしもあなたが　望むのなら
何度でも　何度だって
色づいてく　キャンバスの上
ハジマリノオトとして


間奏のお花屋さんめぐりがここで。
2番は回想とマスターを迎えにいったKAITOの描写で構成しています。
ここでも「色」テーマを意識していますね。
花はそれぞれのボカロのカラーです。花＝色＝音的な感じ。
マスターは始まりで白です。マサラはまっさら始まりの色です。
花束の中に白いのだけ1本なのですが、間奏で見つけた花だからです。


海の青さを　木々の緑を
赤い夕日 鮮やかな果実を
いつか知っても　それは新しい
ハジマリノオトだから


「色」です。ボカロを意識したカラーです。
がくぽとルカはねじ込めませんでした。
まだ知らない、これからそれを知ったとしても
そこからまた新しく始まる僕の音。

海…兄さん色（⇔光る海）
木々…初音さん色（⇔薫る若葉）
夕日…めーちゃん色（⇔夕日の色）
果実…リンレン色（⇔花のゆくえ）

それぞれ1番の歌詞と対応してます


始まりの音に　なれましたか？
あなたの　始まりの音に

世界のどこでも　僕はうたう
あなたとの　ハジマリノオトを


シメ。マスターとボカロは二つで一つな関係がベストだと思うですよ。
前述のまだ知らないことをここでひとつ知ったのです。
前の「海の青さ」のところで海が明け方だったのは
ラストで初めてその青さを知る感が欲しかったので操作しました。
ちなみにKAITOのマフラーの色が違うのです。気付かないと思いますがｗｗ
このラストのシーンだけマスターにもらったマフラーしてるのです。


…とか長々と語ってしまいましたが、ここまでありがとうございます。
音楽経験は高校の合唱部だけですが、ぶっちゃけピアノも弾けないし
楽譜もほぼ読めません。覚えたら歌えるのです、合唱はｗｗｗｗ

そんな私が音楽を作ってる、その始まりの音は間違いなくKAITOです。
ほんとうに、生まれてきてくれてありがとうKAITO。
だいすきです。